「Xserver」へ「git」の最新版をインストールする
「Xserver」へ「Visual Studio Code」を使ってSSH接続すると、SSH接続するたび「git」が古いと文句を言われます。面倒なので、「Xserver」へ最新の「git」をインストールします。
「Xserver」へSSH接続して、「git」のバージョンを確認します。
$ git --version
git version 1.8.3.1
この記事を書いている時点の「git」の最新版は、https://mirrors.edge.kernel.org/pub/software/scm/git/ で確認すると「2.36.0」なのでやっぱり古いです。最新版の「git」をインストールします。
「git」をインストールしようとすると「msgfmt」が無いと怒られることがあるそうです。なので、先に「msgfmt」をインストールします。
「msgfmt」の最新版を、https://ftp.gnu.org/pub/gnu/gettext/ で確認します。この記事を書いている時点では、「0.21」でした。
「msgfmt」のインストール
$ mkdir $HOME/tmp # ファイルをビルドする作業用ディレクトリを作成する
$ cd $HOME/tmp # 作業ディレクトリへ移動
$ wget https://ftp.gnu.org/gnu/gettext/gettext-0.21.tar.gz
$ tar zxf gettext-0.21.tar.gz
$ rm gettext-0.21.tar.gz
$ cd gettext-0.21
$ ./configure --prefix=$HOME # 前回、$HOMEの直下にbinディレクトリを作成したので、この設定を$HOMEにすることでbinディレクトリにファイルがビルドされます。
$ make
$ make install
$ $HOME/bin/msgfmt --version # msgfmt のインスト―確認(インストールしたバージョン情報が表示されればOK)
$ cd ..
$ rm -rf gettext-0.21 # 不要になったので削除
$ cd # ホームディレクトリへ戻る
前回、$HOME/binへのパスは通してあるので、更新だけおこないます。
$ source .bashrc
確認します。
$ msgfmt --version
msgfmt (GNU gettext-tools) 0.21
Copyright (C) 1995-2020 Free Software Foundation, Inc.
「git」のインストール
$ cd tmp # 作業ディレクトリへ移動
$ wget https://mirrors.edge.kernel.org/pub/software/scm/git/git-2.36.0.tar.gz
$ tar zxf git-2.36.0.tar.gz
$ rm git-2.36.0.tar.gz
$ cd git-2.36.0.tar.gz
$ ./configure --prefix=$HOME
$ make all
$ make install
$ $HOME/bin/git --version # git のインスト―確認(インストールしたバージョン情報が表示されればOK)
$ cd ..
$ rm -rf git-2.36.0.tar.gz # 不要になったので削除
$ cd # ホームディレクトリへ戻る
.bashrcを更新します。
$ source .bashrc
確認します。
$ git --version
git version 2.36.0
今回は「Visual Studio Code」が面倒なので「Xserver」に「git」の最新版をインストールしました。
次回こそ、「Xserver」に「Drupal」をインストールしたいと思います。
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